一口馬主(DMMバヌーシー)の出費を経費にして、確定申告で還付してみた

一口馬主(バヌーシー)の出費を経費にして、確定申告で還付してみた

こんにちはこんばんは。管理人サトシです。

私は競馬も趣味のうちの一つでして、一口馬主というものを2010年から14年ほど取り組んでいるのですが、まあ全然儲からないですね、一口馬主(泣)。一口馬主とは簡単に言うと、競走馬に何十口何百口何千口の1口または複数口で出資(クラブや競走馬によって出資口数は異なる)。競走馬が競馬で走って上位に入着して賞金を稼げば、その賞金の一部を口数あたりの分配金配当金として貰えるシステムとなっています。すごく簡単に言うと、強い馬を持てれば儲かります。

一口馬主の出費、経費

一口馬主の出費としてざっくりいうと、まずはじめに出資時にかかる出資金、毎年かかる保険料、毎月かかる会費と維持費があります。

現在私は一口馬主としてDMMバヌーシーで8頭(未デビュー含む)、広尾サラブレッド倶楽部で4頭(未デビュー含む)出資しています。

毎月かかる出費としてDMMバヌーシーを例に挙げると、

・会費 1口あたり月880円(税込)、最大3,520円(税込)

・維持費は1口あたり月175円または350円(4000口の馬は1口あたり175円、2000口の馬は1口あたり350円)

で、8頭ほど出資していると、毎月基本的に6,120円の出費となっています。

一口馬主 月出費 明細

ここで直近の出費として、2024年3月にDMMバヌーシーで支払うことになっている出費を具体的に見ていきましょう。

 

トゥザヒロイン 会費:825円 維持費:300円

セットリスト 会費:825円 維持費:300円

グランベルナデット 会費:825円 維持費:300円

シャンドゥレール 会費:825円 維持費:300円

スマイルコレクター 会費:0円 維持費:350円

リーゼダムール 会費:0円 維持費:350円

シャンパンポップ 会費:0円 維持費:350円

ヘヴンズクライ 会費:220円 維持費:350円

維持費合計 2,600円、会費合計 3,520円、出費合計 6,120円

 

バヌーシーは1頭あたりの口数が多いのでその分維持費が少ないのですが、出資頭数が増えて口数も増えると毎月それなりにお金がかかります。

京都競馬場 リバティアイランド

一口馬主の分配金は雑所得

一口馬主の分配金等の所得区分は雑所得となります。雑所得、ここ重要。雑所得とはなんぞや?という税金初心者さんは、ググるなりChatGPTなどのAIに聞くなりネットや書籍等で調べるなどして勉強しましょう。

2023年度のDMMバヌーシー 年間損益報告書を確認…

で、確定申告シーズンである2月中旬前までに1年間の収支報告として年間損益報告書を入手できるのですが、2023年度のDMMバヌーシーの収支は、

収入金額 3,146円

必要経費 64,889円

源泉徴収税額 643円

となり、まあ大赤字ですわ…。一口馬主つらすぎる…。

2023年 一口馬主 DMMバヌーシー 年間収支

収入金額(利益分配金)が3,146円となっていますが、それはグランベルナデットただ1頭のみの稼ぎとなっており、その他の馬は利益分配金0円でした…悲しい…。グランベルナデットは2023年4月に忘れな草賞で勝利、秋にはG1 秋華賞に出走した馬です。ちなみにその秋華賞で勝利したのは牝馬三冠リバティアイランドでした。

結果、2023年度のDMMバヌーシーの収支は61,743円の赤字…。

年間収支損益計算の詳細は以下↓、文字が小さくて見にくくてすみません…。

2023年 一口馬主 DMMバヌーシー 年間収支詳細 

 

一口馬主の損失を経費にできないの…?…おや?

ちなみに私は会社員でありながら10年以上毎年確定申告し続けています。理由は簡単、お得だから。詳細は書ききれないのでまた今度にでも。

で、毎年確定申告している身として思うわけですよ、

「一口馬主にかかってる出費を経費にできないの?」

調べてみると、できました(笑)。

すごーく簡単に言うと、税金を源泉徴収されている所得Aがあります、経費がかさんで収支マイナスになっている所得Bがあります。この所得Aと所得Bをなんとかして合算して損益通算して確定申告すれば、源泉徴収されている所得Aの支払い済み税金のいくらかが還付されます。本当にすごーく簡単に言うと。

雑所得同士なら損益通算できる

少し前に述べた通り、一口馬主の分配金等の所得区分は雑所得です。その雑所得というのは、雑所得同士だけなら損益通算できます。つまり、源泉徴収されている他の雑所得を用意して、赤字になっている一口馬主の雑損失をぶつけて損益通算すれば、源泉徴収されている分のいくらかまたは全部が還付されるわけですね。

源泉徴収されている雑所得…、あった!

そのうち記事としてまとめたいのですが、私管理人、所得の種類がすごーく多いです(笑)。世間一般には所得は会社の給料のみ、要するに給与所得しかない人が多数派ですが、私はそんな単純ではないです(笑)。

で、見出しの通り、源泉徴収されている雑所得あるかな~?と確認していたら、ありました。

「不動産ファンドの配当金」

私は現在不動産関係のクラウドファンディングとして、

クリアル

AGクラウドファンディング

クラウドバンク

バンカーズ

ALTERNA

上記5社のファンドに合計1,500万円ほど出資しています(2024年2月23日現在)。これら不動産クラウドファンディングの収支についていずれまとめたいのですが、今回は省略。またいずれ紹介したいです。

不動産ファンドの配当金と一口馬主の経費を損益通算

以下は2023年度雑所得一覧。

2023年度確定申告 雑所得の収支一覧

 

・AGクラウドファンディング 収入金額 93,000円 経費 0円 源泉徴収税額 18,987円

・クリアル 収入金額 61,005円 経費 0円 源泉徴収税額 7,552円

・クラウドバンク 収入金額 3,208円 経費 0円 源泉徴収税額 641円

・DMMバヌーシー 収入金額 3,146円 経費 64,889円 源泉徴収税額 643円

・広尾サラブレッド倶楽部 収入金額 0円 経費 34,320円 源泉徴収税額 0円

まとめると、

不動産ファンド3社の合計 収入 157,213円 経費 0円 源泉徴収税額 27,180円

一口馬主2社の合計 収入 3,146円 経費 99,209円 源泉徴収税額 643円

→雑所得全ての合計所得 61,150円 源泉徴収額 27,823円

 

調べたところ、雑所得の税率はこの記事を書いている2024年2月23日現在、1,000円から1,949,000円までは税率0.05らしいです。つまり、雑所得61,150円にかかる本来の税金は3,057円。それに対して源泉徴収されたのは27,823円、よってすごーく単純計算すると差し引き24,766円還付となります。

ちなみに管理人は既に述べた通り、確定申告した所得の種類が多くてぐっちゃぐちゃになってまして、確定申告による所得税還付金の合計額は約29万円となるのはわかっています。ただ雑所得で実際に24,766円ほど還付となるかはおそらくそうだろうけど確信はないので、間違っていたりしたらメッセージお願いします(笑)。

自信はないけどまずいくらか還付にはなるでしょということで、今回の記事は終わりです。