【見直し確認用】ポートフォリオに組み込む中長期保有銘柄の選定基準まとめ
ポートフォリオに組み込む中長期銘柄の選定基準
株取引で失敗しないためには、自分のルール内で買っていい株、ダメな株の基準を明確にしておく必要があります。そのため、忘れずに何度もみなおせるように記事にしました。私はこの記事をブックマークして忘れずにすぐ確認できるようにしています。ちなみに、この記事に記載している選定基準は中長期運用する銘柄であり、デイトレやスイングなど短期で触る銘柄はこの限りではありません。
中長期銘柄選定基準1 「1株益」が将来にかけて伸びる予想になっている
私が銘柄を選定するときに確認するのは、証券会社から無料で見れる会社四季報です。四季報の中でどこを見ているのか印をつけてみました。
※注 投資する際に基準として判断するのはあくまで人それぞれですので、必ずしも正解があるわけではありません。
※注 今回例として挙げてるのはオリックス(8591)ですが、オリックス株の購入を推奨しているわけではありません。
まず確認するのは1の番号が付けられている「1株益(円)」です。
1株益 = 一株当たり当期純利益 = EPS(earnings per share) とも言いますが、一株当たり当期純利益は、企業の一株あたりの利益額を示すもので当期純利益と普通株式の発行株式数から計算されます。
当期純利益が増加すればEPSは上昇し、当期純利益が下降すればEPSは減少します。また、株式併合などにより発行済み株式数が減少すればEPSは上昇し、第三者割当増資や株式分割等で発行済み株式数が増えればEPSは減少します。
EPS = 当期純利益 ÷ 普通株式の期中平均発行済株式数
ここで見るべきポイントは、
「現在から将来にかけて1株益が上昇しそうかどうか。」
オリックスの場合、2018年3月期が244.4。2019年、2020年の予想が253.6、265.3となっています。244.4 → 253.6 → 265.3と将来の予想が上昇しているので、株価が上がる可能性が高いです。
中長期銘柄選定基準2「 1株配」が上昇を続けている
中長期銘柄として選定する基準2つ目は、「1株配(円)」が上昇している、ということです。1株配とは1年間に1株当たりに支払われる配当金の金額です。1株あたり配当金のこと。短い期間で売買を繰り返すつもりなら配当金は気にしませんが、中長期で長く保有したい場合は配当金を気にします。当然ながら、増配してくれそうな会社を狙います。
オリックス(8591)の例をみると、2013年から現在にかけて毎期増配しており、さらに2019年、2020年の予想でも増配する予想となっています。増配傾向の銘柄は、単純に言うと「強い」です。
理想としては、1株配がきれいに右肩上がりとなっていること。
中長期銘柄選定基準3 高配当利回り
中長期銘柄として選定する基準3つ目は、「高配当利回り」であるということです。例えばオリックス(8591)の予想配当利回りは3.61%。配当利回りは2%を超えてたら高めかなと感じますので、配当利回りが3%越えの銘柄は、かなりの高配当株です。
ここで注意しなければならないのは、高配当だから株価が上がる要因にはならないこと。たとえ高配当でも増配がなくずっと現状維持の状態なら高配当の意味がないです。配当金がたくさん貰えるお得な企業という印象でしかありません。そこに選定基準2の「増配」という要素が加わることによって株価上昇のきっかけの1つになりえます。例えば増配しても株価が上昇せず配当利回りが4%,5%,6%で放置されるのはあまり考えにくいです。また、高配当でありながら株価が暴落して配当利回りが5%、6%となるのも考えにくく、株価下落に対してのブレーキともなります。
中長期保有狙いの銘柄で確認すべき項目は以上となります。それ以外にも、売上は伸び続けている銘柄のほうがいいです。また、赤字の企業は避けるべきですが、赤字でどん底状態から黒字化するのを狙うのも戦略としてはありなので、要するに何が正解で何か間違いかはわかりません。正解があればすべての人が金持ちになっているはずですが、現実はそうではありません。自分にあった独自のルールを策定して、失敗したら原因分析と対策を忘れずに行い、同じ失敗は二度と繰り返さない、その繰り返しが成功するのには必要ではないでしょうか。
次回はHRN48 運用銘柄を発表します。次回記事はこちら↓
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